2013年1月3日木曜日

自宅にHEMS(Home Energy Management System)をいれてみたよ

前から富士通のスマートコンセントを導入したりと電力消費に興味があったので横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)で行われている横浜グリーンパワー(YGP)モデル事業に応募してみた。 
応募のタイミングではHEMSの認定機器がPanasonicと東芝の2種類、Panasonicのものは分電盤から工事がいるといわれたので東芝の機器を取り扱っている会社に依頼することに。
工事は2012年11月8日の午後に実施。

ITアクセスポイントのBTR-4010AZ

分電盤と隣に設置した計測ユニット

作業後の分電盤の中。青い細いケーブルがコイルに繋がりセンサーになっている。また反対側は計測ユニットまで繋がっている。

計測ユニットの中身。表側には電源しかない。



分電盤にセンサーを取り付け計測する機器がNWDNP-BX02。こいつがBluetoothでITアクセスポイントBTR-4010AZと会話する。このITアクセスポイントは2個の機能があり、Webでアクセスすると現在や過去の電力消費量を表示する機能(大部分がJavaAppletで使いにくい)、もう一つはWebサービスのFEMINITY倶楽部に計測データを送り、インターネット上でみえるようにすることのようだ。
後日、東京電力が請求に利用している電力メータをスマートメータに替えに来るらしく、そのスマートメータもITアクセスポイントと会話して機能するらしい(東京電力のスマートメーター交換はまだ始まっていないそうな)。分電盤の全体の電力測定と電力メータはほぼ同じ値を示すはずなので改めて設置しなくともいい気がするな。

ITアクセスポイントのマニュアルを見るかぎりは計測の生データを見る方法は用意されていない模様。ITアクセスポイントでのWebの表示を解析したところ、GETで取れることが分かったので、それを取り出してRRDTOOLに入れることにした。
計測器機(NWDNP-BX02)の方はマニュアルが無いので計測制度やECHONETLiteに関する記述が無い。BluetoothのPANを使うと記載はあり。

データの取得は取り合えず下記の感じでできるみたい。

wget -q -O - --referer='http://xxx.xxx.xxx.xxx/index.html' --post-data 'ba=(コロン区切りのBluetoothアドレスをURLエンコードしたもの)&eoj=0x028701&epc=0xF6&type=N' http://xxx.xxx.xxx.xxx/tos_kcgi/getProperty.cgi
すると標準出力に16進数表記で電力値をつなげたものが手に入ります。
0x000038a0000002070000044e000007cc000000000000036d0000002f00000000000022df00000000000000250000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
これから格納する値を整形します。

毎分取得して、グラフにすると
このようなグラフへ。サーモスタットで動くような機器(冷蔵庫、電気カーペット)などはガタガタとしたグラフを作りだし、ピークが出てくるのは電子レンジのように短時間で電力を消費するもの。この面積が電力消費量に相当。

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